【車必須の山梨】愛犬のクレート嫌いは命取りかも?

犬の知識

2月も中旬。今日の甲府も風が冷たいですね。
昨日は久しぶりの雨天だったせいか、今朝は車がバキバキに凍っていました。まずフロントガラスにお湯をかけて溶かすことが日課です。
それにしても今日はよく凍っていました。

さて、車社会の山梨県。
愛犬との安全なドライブのためには、クレート嫌いは命取りになるかもしれません。

犬を飼う上で、クレートを使うメリットってなに?

クレートを見たときに、「檻に閉じ込めるなんてかわいそう」と思ってしまう飼い主さんも少なくありません。
しかしクレートの使用は単なるしつけではなく、愛犬の命と心を守るために大切なものでもあります。

災害時の犬の避難

  • 地震や水害で避難所に行く際、クレートに入れないと同行避難を断られるケースが大半です。
  • とくに山梨県では南海トラフ地震のさいには大きな揺れ、被害が予想されています。富士山周辺の地域では、富士山の噴火による避難も考えられます。

犬の入院・ペットホテル・車移動

  • 病気や怪我で入院する際、病院のケージでパニックを起こすと治療ができません。
  • 狭い場所=落ち着く、と教えておけば、回復も早まります。
  • 車移動の際には、クレートごとシートベルトで固定することで安全を確保できます。

犬の心の安定基地

  • 来客時や雷が鳴った時、「ここに入れば誰も手出ししてこない」と安心できる場所があることで、犬の精神が安定します。

犬の巣穴本能はあるけれど、クレート(檻)は怖い

本来、犬には巣穴本能があり、自分だけの巣穴で快適に過ごせる動物です。
クレートトレーニングが適切に行われていれば、わんちゃんもクレートを自分の巣穴だと思い快適に過ごせます。

しかし生まれてから成長していく間に適切な学習が行われていないと、クレートを怖いものだと学習してしまいます。
よくあるパターンは次の通りです。

犬にとって逃げ道がない

本来、野生の巣穴は自分の意志で出入りできる場所です。
敵が来たら奥に隠れられるし、危険を感じたら飛び出すこともできます。

しかしロックのかかったクレートでは、自分の意思で出られません。
犬にとって逃げ道を塞がれることは死に直結する恐怖であり、クレートを怖がってしまいます。

嫌なこととセットになって犬の頭に記憶されている

犬は学習能力が高く、クレートを不幸の入り口と記憶してしまっていることが多いです。

  • クレートに入れられる=大好きな飼い主がいなくなる(留守番)
  • クレートに入れられる=嫌な病院に連れて行かれる
  • クレートに入れられる=叱られて閉じ込められる(罰)

このように学習してしまうと、「あそこに入るとロクなことがない」と全力で抵抗するようになります。

犬にとって狭いのレベルが違う

もうひとつあるのが、単純に狭すぎるケースです。

  • 野生の巣穴は、ある程度自分で掘って広げられます。
  • サイズが合っていないクレートは、中で寝返りも打てず、体を伸ばすこともできません。

これは安心できる狭さを超えて、人間でいう「満員電車に閉じ込められているような圧迫感」(閉所恐怖)を与えてしまいます。

どうすれば愛犬がクレートを巣穴だと思ってくれるのか

犬の巣穴本能を引き出し、クレートを好きになってもらうには、自由に出入りできる状態を日常にすることです。

  1. 扉を開けっ放しにしておく。
  2. 中に最高に寝心地の良い毛布を敷く。
  3. 上から布をかけて、薄暗くしてあげる。
  4. 犬だけの秘密基地として扱う。

飼い主さんが「入りなさい!」と命令するのではなく、犬が「あそこ、なんか落ち着くな…」と自分で発見して入るように仕向けるのが、本能を利用した正しいしつけです。

とはいえ、成犬のクレート嫌いを直すにはコツがいる

ほったらかしてクレートトレーニングが完了するほど犬のしつけは甘くありませんよね。
ということで、実際にクレート嫌いになってしまったわんちゃんをクレートに慣れさせるコツを伝授します。
少しずつ進めていってください!

ステップ①:クレートを解体する

まずは閉じ込められる圧迫感を消します。

  • 方法: 上半分が外せるタイプなら、屋根と扉を外して、下のトレーだけにします。
  • ポイント: ただのプラスチックのベッド状態にして、リビングの真ん中など家族がいる場所に置きます。

ステップ②:おやつとご飯をつかう

「ここに入るといいことがある!」と刷り込みます。

  • 方法
    1. 一番大好きなおやつをトレーの上に置きます。
    2. 犬が自分で近づき、食べて出てくるのをただ見守ります。声をかけてはいけません。
    3. 慣れてきたら、毎日のご飯をこのトレーの上であげます。
  • 目的: トレーの上を食事場所にしてしまえば、犬は喜んで近づくようになります。

ステップ③:屋根をつける(扉はまだ!)

トレーに抵抗がなくなったら、屋根を戻します。

  • 方法: 屋根をつけて、中におやつを投げ入れます。
  • 注意: まだ扉は閉めません。自分で入って、自分で自由に出られるという安心感を与え続けることが重要です。

ステップ④:扉をつけて一瞬だけ閉める

ここが最大の難関です。

  • 方法
    1. 中でおやつに夢中になっている間に、そっと扉を閉めます。
    2. 食べ終わる前に、すぐに扉を開けます。
  • コツ: 「閉められた!」と気づく前に開け、「出せ!」と鳴く暇を与えないのがポイントです。

ステップ⑤:時間を1秒ずつ伸ばす

  • 方法: 扉を閉めている時間を、10秒→30秒→1分と徐々に伸ばします。
  • 飼い主の行動: 閉めている間、飼い主はクレートのすぐ横に座り、スマホを見るなどして「リラックスした空気」を出してください。「閉じ込めてごめんね」という態度は犬を不安にさせます。

愛犬とのドライブ、クレートはチャイルドシート

クレートトレーニングか完了すると、わんちゃんも安心できる場所が増えますし、飼い主さんにとっても生活しやすくなります。
とくに車で公園やシャンプーに行くとき、愛犬を車内で自由にさせていると思わぬ事故につながる可能性があります。
たまに窓の開いた車内で自由にしているわんちゃん(小型犬)を見かけると、落っこちないか冷や冷やしてしまいます。
クレートをチャイルドシート代わりに利用し、安全にドライブを楽しんでください!

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