愛犬のお散歩

犬の知識

ワンちゃんとのコミュニケーションや健康維持にお散歩は欠かせません。毎日楽しく身体を動かすことで、ストレス発散や体力維持につながります。

しかし、お散歩を嫌がるワンちゃんや、お散歩から帰りたがらないワンちゃんも少なくありません。

では、適切なお散歩量はどの程度なのでしょうか。

適切なお散歩量

ワンちゃんの適切なお散歩量は、犬種によって異なります。だいたいの目安は次の通りです。

小型犬中型犬大型犬
犬種の目安トイプードル
チワワ
シーズー
アメリカンコッカ―
コーギー
ビーグル
ラブラドールレトリバー
秋田犬
お散歩時間20~30分30分~1,2時間1時間前後

小型犬

以前は「小型犬に散歩は必要ない」と言われることもありました。しかし散歩は気分転換にもなり、小型犬にとっても大切なものです。とくに室内だけで生活していると運動不足になることもあるため、適切にお散歩へ連れて行ってあげてください。

小型犬のお散歩は、1日1,2回、15~30分程度が適切です。

ただし超小型犬は関節が弱く、長時間の運動は身体の負担になることもあります。楽しそうにお散歩していたとしても、20分前後で切り上げるようにしてあげましょう。身体に負荷がかかりすぎないよう、お散歩ルートに気を使うことも大切です。段差の少ないルートを選ぶなど、小さな身体でも歩きやすい場所を選んでください。

中型犬

柴犬やアメリカンコッカ―スパニエルなどは1日2回、30分ほどの散歩が適切です。

甲斐犬やビーグルなどの狩猟犬は運動量を多く必要とするため、1回あたり1時間~2時間ほどのお散歩が必要です。しかし毎日2回、1時間以上の散歩を続けることは、飼い主の負担が大きくなります。お散歩の時間を確保できない場合にはドッグランを利用するなど、定期的に思う存分身体を動かす機会を作ってあげてください。

大型犬

大型犬は30分~1時間程度の散歩を1日2回おこなうことが適切です。運動量の確保が難しい場合には、ドッグランを利用して運動することもおすすめです。

身体が大きく体重がある分、はげしい運動が関節の負担になることもあります。とくに1歳をすぎるまでは走って散歩するのではなく、ゆっくり歩くようにしてください。

どのような犬種であっても、シニア犬や持病があるワンちゃんの場合には、体調に合わせてお散歩時間を調節する必要があります。目安時間よりも短い時間で、無理をさせないようにお散歩します。お散歩中に息が上がっているなど、負担が大きい様子がある場合には、お散歩時間を短くしてください。

お散歩の注意点

ワンちゃんとのお散歩には、いくつかの注意点があります。

天候に注意する

夏場はアスファルトの熱さに気を付けなければいけません。夏の暑い盛りの日中にお散歩することはないと思いますが、夕方以降でもアスファルトに熱さが残っていることもあります。夏は日の入りも遅いため、アスファルトが冷えてくるまでに時間がかかります。遅い時間にお散歩をするときには、安全に気を付けてお散歩してください。

天気の悪い日に無理してお散歩をする必要はありませんが、外でしかトイレができないワンちゃんはお散歩に連れていってあげる必要があります。少しでも天気が落ち着いている時間帯を見計らい、連れて行ってあげてください。

マナーに気を付ける

お散歩するとき、飼い主さんはマナーに気を付けなければいけません。ひとりのマナー違反が、ワンちゃんを飼う大勢の評判を落とすことにつながります。ワンちゃんを飼っている人も飼っていない人も共に気持ちよく過ごせるよう、次の内容は確実に実行しましょう。

  • リードをつける
  • 排泄物を持ち帰る
  • 街なかを散歩するときは愛犬が車道に出ないよう気をつける

ドッグランの中などノーリードOKの場所以外では、基本的に常にリードをつけておきます。どれだけお利口で必ず飼い主さんの指示を聞けるワンちゃんだったとしても、周りの人はそれを知りません。リードをつけていない=飛びかかってくるかもしれない、と思われることもあり、ワンちゃんに対しても飼い主さんに対しても嫌な感情を持たれてしまいます。お利口さんなワンちゃんはリードをつけていても自ら適切な行動を取れるので、見る人が見れば一発で「お利口さんだな」とわかります。リードをつけた状態でお利口さんな姿を見せてください。

排泄物をそのままにしてしまう飼い主さんは、昔よりも少なくなったとはいえ、まだたまに見かけることがあります。排泄物の放置は不衛生であり、不快です。トイレトレーニングをして自宅で排泄するようにしつけるほか、お外で排泄する習慣がある場合は、その場を綺麗にしてください。ウンチを持ち帰り、ペットボトルに入れた水で流すと良いでしょう。最後に消臭スプレーをするとなお良いです。

散歩中は飼い主さんのすぐ近くを歩かせることも大切です。リードを長く伸ばしていると何かの拍子に車道へ飛び出してしまうこともあり危険です。街なかを散歩するときにはリードを短くし、飼い主さんの真横を歩くようにしてください。道路や公園などでは他の方とすれちがうこともあります。相手に向かって吠えたり突進していかないよう気をつけましょう。

わんちゃんと楽しくお散歩しましょう!

適度なお散歩は健康維持や飼い主さんと愛犬のコミュニケーションに欠かせません。犬種や年齢、体調に合わせて、楽しくお散歩してください。

お散歩するときには、さまざまな人に出会います。みんなが気持ちよく過ごせるよう、マナーを守ってお散歩することが大切です。

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