わんちゃんがお散歩中に何かを拾い食いしそうになったとき、ヒヤリとしますよね。
食べてしまったものによっては、命にかかわるリスクもあります。
今回は、わんちゃんの拾い食いに関わるお話です。
意外と多い誤飲事故
誤飲事故で救急外来を受診することは、意外と少なくありません。
拾い食いには次のようなリスクがあります。
- ① 中毒 道端にはタバコの吸い殻や除草剤が撒かれた草、誰かが落としたチョコレートやキシリトール入りのガムなど、犬にとっての猛毒があふれています。食べてしまうと中毒を起こしてしまうため、大変危険です。
- ② 腸閉塞 食べ物の匂いがついたビニール袋や、焼き鳥の串、マスクなどは、消化されずに腸に詰まります。これが起きると開腹手術が必要になり、発見が遅れれば腸が壊死して命に関わります。
- ③ 感染症・寄生虫 他の動物のフンや腐った食べ物を口にすることで、寄生虫や細菌、ウイルスに感染するリスクがあります。
なぜ拾い食いをするのか
拾い食いに対して、飼い主のしつけがなっていないからだと自分を責める方がいます。しかし、しつけだけが原因とは言えません。
- ① 本能によるもの 犬の祖先は獲物を狩るだけでなく、動物の死骸や残り物をあさって生き延びてきたスカベンジャー(腐肉食動物)としての側面があります。落ちている食べ物を素早く見つけて胃袋に入れることは、彼らにとって生きるための優秀な能力でした。
- ② ストレス・暇による代償行為 運動不足や退屈しのぎで石や土、草などを食べる行動が出ることがあります。
- ③ 病気が隠れている可能性 急に拾い食いが増えた場合、クッシング症候群(ホルモン異常)、糖尿病、寄生虫感染などで、異常な空腹感が出ている可能性があります。
- 「最近、異常にガツガツする」「ゴミ箱まであさるようになった」という場合は、しつけ教室ではなく、まずは動物病院で血液検査を受けてください。
拾い食いへの対処法
【散歩中の対策】
- リードを短く持ち、物理的制御をする 犬が下を向いて匂いを嗅ごうとした瞬間に、スッと顔を上げさせられる長さに保ちます。飼い主さんがスマホを見ながら散歩していると、この状況に気付けません。スマホではなくわんちゃんに意識を向けてあげてください。
- 「取られる!」と思わせない 異物を口にくわえたとき、飼い主さんが慌てて「ダメ!」と追いかけると、犬は「取られたくない!」と焦って飲み込んでしまいます。冷静に大好きなおやつを見せ、「ちょうだい」と交渉し、交換するようにしましょう。
【どうしても治らない場合】
- 口輪(マズルガード)の活用 可哀相と思うかもしれませんが、命には代えられません。特に除草剤が撒かれる時期や暗い夜道の散歩では、メッシュタイプの口輪をつけて物理的にガードすることが、最も確実な安全策です。
もしも異物を食べてしまったら
もし何かを飲み込んでしまった時、絶対にやってはいけないことがあります。
- × 家で無理やり吐かせようとする(塩・オキシドール) ネット上には「塩を飲ませて吐かせる」という情報がありますが、これは塩中毒を引き起こし、最悪の場合死亡する危険な行為です。絶対にやめてください。
【正しい対応】
- すぐに動物病院へ電話する 「いつ、何を、どれくらい食べたか」を伝えます。
- 現物を持っていく 食べたものと同じパッケージや、吐いたものがあれば持参します。
- 内視鏡か、催吐処置か 病院であれば、安全な薬を使って吐かせたり、内視鏡で取り出したりする処置が可能です。食べてから1〜2時間以内が勝負なので、早めに対応しましょう。
拾い食いに対応しよう!
わんちゃんにとって拾い食いは、宝探しのような楽しいものです。だからこそ、言葉で言い聞かせるのはとても難しいと言えます。
食べてから叱るのではなく、食べる前に気づいて回避し、物理的に口に入らない環境を作ることが大切です。
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