「うちの子、よく下痢するのよね」という話を聞くことがよくあります。下痢をしやすい体質なのかなと考えていた方も、「フードを変えてみたら症状が改善した!」と嬉しい報告をきくことがあります。飼い主さんが気付かない程度のアレルギーがあった場合など、ドッグフードに使用されている食材を見直すことで、症状が出なくなることもあるのです。
ドッグフードを選ぼう!
みなさんは、いま愛犬に与えているフードの原材料が何か答えられますか?
犬の健康を維持するにあたり、「何を食べているか」を知ることは非常に重要です。主原料が何なのか、どのような添加物が入っているのか、アレルギーを起こしやすい食材は入っていないか、フードを選ぶときに気を付けるべきポイントはたくさんあります。
原材料を確認する
ドッグフードのパッケージにある原材料を確認してください。人間の食べ物と同様、含まれている量が多い順に原材料が記載されています。そのため、どのような食材が多く含まれているのか知ることが可能です。
しかし「鶏肉」などと書かれていることもあれば、「肉類」とだけ書かれていることもあります。「肉類」と書かれている場合、使われている肉が牛なのか鶏なのか、はたまたもっと別の生き物なのかわかりません。
たとえば、牛肉や乳製品は犬がアレルギーを起こしやすい食材です。気になる症状がある場合には牛肉類を避け、ラム肉やサーモンなどの魚類でできたフードを選ぶと改善する可能性があります。
また、小麦などもアレルギーを起こすことがあります。主原料ではなくても、穀物類が配合されているフードは少なくありません。原材料を確認することで、アレルギーのリスクが少ないフードを選択できます。
犬種や年齢に合わせたフードを選ぶ
小型犬には小型犬用のフードを、大型犬には大型犬用のフードを選ぶことも重要です。小型犬用のフードは小型犬のお口のサイズに適した小粒のフードで、食べやすくなっています。
年齢に合わせたフードを選ぶことも大切です。成長にたくさんの栄養が必要な子犬期と、運動量が低下したシニア期では必要なカロリーも違います。シニア犬に高カロリーのフードを与えていると肥満につながる恐れがあり、健康に良くありません。
ワンちゃんに合ったフードを選ぶには、年齢と犬種(大型犬・小型犬など)の組み合わせを意識してください。
2~4週間で食べきれる量のフードを買う
小型犬は大型犬に比べて一回に食べる量が少ないため、小さめサイズの袋で購入することがお勧めです。大きな袋で買うと購入頻度が少なくなり便利ですが、食べきるまでに時間がかかってしまいます。封のあいたフードは徐々に酸化していき、味が落ちていきます。グルメなワンちゃんはとくに開封してから時間のたったフードを嫌うため、3週間前後で食べきれる量を購入してあげると良いでしょう。
質の良いフードを選ぶ
ドッグフードに配合されている脂質の質が悪いと酸化が早まります。質の悪い油を使用していると、食いつきが悪くなるだけでなく、下痢などの胃腸症状を訴えることもあります。酸化させないよう、フードを密閉して保存することも大切です。それだけでなく、もしも使用されている油の質が悪い場合には、別メーカーのフードに変えるだけで症状が良くなることもあります。
ワンちゃん仲間やトリミングサロン、獣医師などのクチコミを参考にすると、質の良いフードに出会えることがあります。いま与えているフードに気になる点がある場合、相談してみると良いでしょう。
ドライフードとウェットフード
ドッグフードにはカリカリしたドライフードと、水分量の多いウェットフードがあります。どちらの方が良いということはありませんが、どちらも一長一短があります。
ドライフードとウェットフードの比較
ドライフードとウェットフードには次のような違いがあります。
ドライフード | ウェットフード | |
水分量 | 少ない | 多い |
嗜好性 | そそられない子もいる | 食欲をそそる |
食べやすさ | 噛み応えがある | 病気のときにも食べやすい |
食後のケア | できればケアをした方が良い | 歯磨きなどが必要 |
コストパフォーマンス | 普通 | 値が張る |
ウェットフードは水分量が多いため、幼いワンちゃんやシニア犬でも食べやすいメリットがあります。体調が悪く食欲がないときにもウェットフードなら食べられるということもあります。
しかし水分量が多く歯に汚れが付着しやすいため、食後の口腔ケアを怠ると歯周病につながる可能性があります。歯磨きをしたり、歯磨きシートで拭いたりと、ケアが必要です。
ウェットフードは水分が多いため、重さに対し配合されている栄養素やカロリーがドライフードよりも少ないデメリットがあります。ウェットフードでドライフードと同じ栄養やカロリーをまかなおうとすると、ドライフードよりも与える量が多くなります。また、一度ウェットフードの味を覚えてしまうとドライフードを嫌がるようになる子もいるため、ワンちゃんの食事量を考えて選択すると良いでしょう。
ドッグフード選びは健康に直結!
ワンちゃんの健康は食べたものに左右されます。ドッグフードを選ぶときには、愛犬に適したものを選んであげたいですよね。
どのようなフードが良いか判断がつかない場合にはぜひご相談ください。お取り寄せもおこなっていますので、最適なフードをご提案できます。ただし、発送はおこなっておりません。甲府市まで受け取りに来ていただける方のみのご案内となります。受け取りは営業時間外でも対応可能です。ご相談ください。
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