犬のしつけは信頼の証

犬の知識

可愛い可愛い愛犬。可愛がっているからこそ、甘やかしてしまうこともあります。しかし、だからといって何でもワンちゃんの好き放題にさせてはいけません。

かしこいワンちゃんには、人間で言うと幼児程度の知能があります。生活上のルールを教え、気持ちよく生活していくことが可能です。ここではワンちゃんが覚えるべき生活上のルールや教え方を解説します。

ワンちゃんはかしこい!

「ワンちゃんはかしこい」と聞いたことはありませんか? 警察犬や盲導犬として活躍しているワンちゃんもいるほど、犬はかしこい動物と言えます。

ほとんどのワンちゃんは、人間で言うと2,3歳程度の知能があると言われています。150以上の言葉を理解し、数をかぞえられるという研究結果もあるほどです。犬種によってもかしこさに違いがあり、ボーダーコリーやプードルなどはとくにかしこいと言われています。

生活する上でのルールを覚えられる!

幼稚園に入園するころの人間の子どもを想像してみてください。名前を認識し、簡単なルールを覚え、それに従うことができます。

ワンちゃんも同じで、生活する上でのルールを覚えることが可能です。

トイレトレーニングなどの基本的な動作はもちろん、たとえば来客時に吠えないようにしつけることや、噛んではいけないものを教えることもできます。ルールを教えておくことで、お友達のワンちゃんと遊ぶときや、お散歩のときなどに、格好いい姿を披露できます。「お手」ができることももちろん可愛いですが、止まるべきときに止まれること、待つべきときに待てる姿からは、飼い主さんの「犬を飼うことへの意識」の高さもうかがえます。ぜひ、生活する上でのルールを覚えさせてあげてください。

覚えておきたいルール

ワンちゃんと生活していくうえで、覚えておきたいルールがあります。

  • トイレの場所
  • 食事のルール
  • 他人に会ったときのルール
  • お散歩のマナー

まずはトイレトレーニングが大切です。トイレトレーニングでとくに大切なことは、失敗しても叱らないこと。上手にできたら沢山褒め、失敗したときは黙って片付けるだけにします。失敗したことを叱ってしまうと、ワンちゃんは「排泄すると叱られる」と間違った学習をしてしまうことがあります。

また、食事の際に「待て」「よし」を覚えさせることも大切です。食事は指示がなければ食べられないと学習することで、落ちているものや食べてはいけないものを勝手に食べてしまうトラブルを防げます。愛犬の健康を守ることにつながるため、ぜひ覚えさせてください。

お散歩のときに飼い主さんの隣を歩くようしつけることも大切です。急に飛び出したり、知らない人へ飛び掛かったりということがないよう、飼い主さんに合わせて歩けるよう教えてあげましょう。

犬のしつけは難しい?

愛犬にいろいろと覚えさせたいけれど、「言うことを聞いてくれない」と嘆く飼い主さんも少なくありません。

愛犬をしつける際には、まず愛犬と関係性を築くことが大切です。犬は群れで生活していたルーツを持っています。群れにはリーダーがおり、リーダーに従うことで平和を守ってきました。現在のワンちゃんも、本能的に家族のなかで誰かに従うべきなのかを感じ取り、行動に移しています。そのため、ワンちゃんとの主従関係や信頼関係が築けていなければ、愛犬も「この人の言葉は聞かなくてもいい」と思ってしまうのです。

大切なのは、ワンちゃんに「飼い主さんに従うことで幸せに生活できる」と思ってもらうことです。悪い行動を取ったら叱られ、良い行動ができたら褒められてご褒美をもらえる。飼い主さんが常にその立場を取ることで、「この人に従うと幸せだ!」と思ってもらえるようにしましょう。

信頼関係が築けていないとどうなる?

愛犬との間に信頼関係が築けていない場合、ワンちゃんは飼い主さんに対してマウントを取るような行動に出ます。たとえば次のような行動です。

  • 馬乗りになって腰を振る
  • 吠える
  • 唸る
  • 噛みつく

このような行動で、ワンちゃんは「自分の立場の方が上だ!」とアピールしてきます。そのままにしていると、飼い主さんがその上下関係を受け入れたとワンちゃんが認識してしまいます。ワンちゃんを飼うことは、ワンちゃんの言いなりになることではありません。人間社会で生活していくわけですから、主導権は人間が握るべきです。正しくしつけ、人間社会での暮らし方を教えてあげましょう。

間違った行動は叱る

間違った行動を叱ることで、犬はその行動が間違っているのだと学びます。ワンちゃんの𠮟り方のポイントは次の通りです。

  • 間違った行動をしたとき、すぐに叱る
  • 低い声で目を見て叱る
  • 「だめ」「ノー」など短い言葉を使う
  • 間違った行動を直せたらすぐに褒める
  • 気まぐれで叱ることはせず、一貫した態度をとる

間違った行動をしている最中に叱らなければ、ワンちゃんは自分が何に対して叱られているのかわかりません。行動する→叱られる というワンセットで、「この行動をすると叱られるらしい」と学習していきます。

このとき大事なのは、間違った行動をしたときに一貫して叱ることです。今日は叱ったけれど次に同じ行動をしたときには叱らなかった、というように飼い主さんの行動が気まぐれでは、ワンちゃんもその行動が悪いことだと思えません。

さらに大事なことは、悪い行動をやめたときにすぐ褒めることです。「悪いことをやめる」という行動は素晴らしい行動です。素晴らしい行動ができたときにすかさず褒めることで、それが「素晴らしい行動である」とワンちゃんも理解してくれます。

褒めるときは、沢山愛情を注ぐように褒めましょう。ワンちゃんも飼い主さんが喜んでいると嬉しくなるものです。悪い行動をしないことで、飼い主さんがとても喜んでくれると学習すると、ワンちゃんは悪い行動をしなくなっていきます。

しつけは信頼関係の証

生活していくうえで、必要なルールを教えてあげることは大切です。ワンちゃんはかしこいので、さまざまなルールを覚えられます。たくさん褒めながらルールを教えてあげてください。

山梨県甲府市にありますWANウォッシュでは、飼い主さんとスタッフで一緒にシャンプーするセミセルフスタイルでグルーミングをおこなっています。しつけが上手くいかないとお悩みの方は、シャンプーの合間にお悩み相談も可能です。ワンちゃんの様子を拝見しつつ、しつけのコツをアドバイスいたします。

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