人間の幼児は、3回の食事で摂りきれない栄養を補うためにおやつを必要とします。では、わんちゃんにとって、おやつにはどのような役割があるのでしょうか。
犬にとって「おやつ」とは
毎食フードをしっかりと食べられるわんちゃんは、本来おやつを必要としません。必要な栄養素をフードによって補えているからです。
しかし、おやつには重要な役割があります。
たとえば、しつけの際におやつは重要です。しつけた内容を愛犬がちゃんと実行できたときには、おやつを与えることで、その行動が「素晴らしい!」のだと伝えます。飴と鞭ではありませんが、良い行動をした時にすぐさまおやつを与えることで、わんちゃんはその行動を強化させます。目安としては、良いおこないをした2秒以内におやつを与えると良いでしょう。
病院でのワクチン接種やトリミングサロンへ行った際など、普段と違うことを頑張った時にも、ご褒美としておやつを与えます。「頑張ればおやつをもらえる」と学習することで、次もさらに頑張れるようになります。
おやつはどの程度与えても良い?
おやつはご褒美として与えたいものですが、与えすぎてしまうと肥満につながる恐れがあり、注意が必要です。与えるときは、一日の目安を守るようにしてください。与えても良いおやつの目安は、成犬の場合、一日の食事量の1割程度のカロリー分です。運動量の多い子、肥満気味な子によっても与えて良い量は変わりますし、子犬やシニア犬の場合も変わってきます。獣医師など専門家に相談し、適正量を把握しておくと安心です。
おやつの種類
ショップではさまざまな種類のおやつが売られています。クッキーやスナック、ジャーキーなど、飼い主さんも「食べてみたい!」と思うようなおやつもあります。
小粒のスナックなどは、しつけの際のご褒美に与えやすく、摂取量を調整しやすいため便利です。ジャーキーなどは一度に沢山与え過ぎないよう、必要量にカットして与えることもできます。
歯磨き効果のあるおやつも売られています。歯周病予防には口腔ケアが大切です。食後の歯磨きタイムを取れない時にはこのようなおやつを活用する方法もあります。
わんちゃんは総合栄養食であるドッグフードから一日に必要な栄養素を摂取しています。おやつをたくさん与えてドッグフードの摂取量が減ってしまうと、栄養バランスが崩れてしまうため注意してください。とくに成長期の子犬はバランスよく栄養を摂取したいため、おやつとごはんのバランスが大切です。子犬はしつけをおこなう時期でもあり、おやつを与える回数が多くなりがちです。栄養バランスが気になる場合にはお菓子のようなおやつではなく、いつものフードをおやつに与えることも有効です。
犬へのおやつの与え方
とくに肥満が気になるわんちゃんの場合、おやつを与えて良いものか心配になることがあります。まずは獣医師に相談のうえ、どの程度与えて良いか、どのようなものを与えても良いのかを確認してください。
満足感を与えられる方法
おやつで満足感を得るには、一度に沢山与えるよりも、少ない量を数回にわけることが有効です。わんちゃんは食事の際、すぐに飲み込んでしまうため、量をたくさんもらっても満足しにくい特徴があります。数回にわけることで、「何度も幸せな時間があった!」と満足できます。
ただし、ねだられるまま何度もおやつを与えることは好ましくありません。わんちゃんの欲しがるタイミングで与えていると「甘えればおやつがもらえる」と学習し、際限なく与えることに繋がってしまいます。おやつを与えるタイミングや量は飼い主さんがコントロールしてあげてください。
家族で情報を共有
おやつをおねだりされると、つい与えたくなってしまうものです。自分では適切な量のおやつを与えているつもりでも、家族が知らない間におやつを与えていることもあります。おやつを与えた時には家族間で情報を共有することが大切です。
情報共有が難しい場合には、一日に与えて良いおやつの量をあらかじめケースなどに小分けにしておくと良いでしょう。そのケースの中からおやつを与えるルールを作っておくことで、与え過ぎを防げます。
おやつで楽しい毎日を!
おやつは飼い主さんとワンちゃんのコミュニケーションツールにもなり、しつけの際のご褒美にもなります。甘えられるとつい沢山与えたくなってしまいますが、与え過ぎは禁物です。一日に与えても良い量を守り、栄養が偏らないように注意してください。
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